新技術シンサレートとは?軽いのに暖かい新素材を冬の新定番に!
シンサレート(Thinsulate)とは?
シンサレートとは、アメリカにある世界的な素材メーカー3M社が開発した化学繊維素材です。1960年代に開発され、その後日本でもシンサレートを使用した製品が販売されるようになりました。
今では、ウインタースポーツウエア、防寒コート、防寒ユニフォーム、手袋など、さまざまな防寒グッズに活用される人気素材となっています。
シンサレートの特徴は、その構造にあります。
さまざまな太さのマイクロファイバーとポリエステルファイバーが複雑に絡み合うことによって、暖かい空気をその構造の中にしっかり閉じ込めるようになっています。それでいて、マイクロファイバーですから素材自体は薄手です。
また、吸水率が低いという特徴を持っています。そのため、日本のように湿気の高い地域においても、水分を吸収して断熱性を損ねることがありません。濡れてもすぐ乾きますので、丸洗いも可能です。
ちなみに、化学繊維と言われると化繊アレルギーが気になる人もいるかもしれません。
その点、シンサレートは無臭で、アレルギーを誘発する物質を含んでいません。人体にもやさしい素材なのです。
シンサレート布団は冬の寝室を変える?
もちろん、シンサレートを活用した掛け布団も開発されています。
前述の通り、暖かいのに軽いのがシンサレートの最大の特徴です。まさに掛け布団にはうってつけの素材で、身体から発せられる暖かさを布団の中に封じ込め、冬でも快適に寝ることができます。
また、軽くて薄手なので、冬用掛け布団の「重く分厚い」のが気になっていた人にもうってつけと言えるでしょう。冬以外の季節は押し入れにしまい込むことになりますが、かさばらないのもいいですよね。
木綿布団・羽毛布団と何が違う?
冬の掛け布団の定番と言えば、だいたい木綿布団や羽毛布団ではないでしょうか。
これらの布団も暖かいことは暖かいのですが、以下のようなデメリットがあります。
- ・重くなりがち(木綿)
- ・かさばる
- ・身体から出た湿気を吸い込んでカビ・ダニの温床に
- ・収納が面倒
結局のところ、従来の布団は「暖かい、しかし分厚く重くて湿気やすい」というのが問題点としてありました。
今回ご紹介したシンサレートは、これらの課題をすべてクリアしているのが画期的なところです。
- ・軽い
- ・薄手で寝やすい
- ・湿気を通しやすい
- ・軽くて薄いので収納ラクラク
シンサレート布団は羽毛布団より安いものも多く、質の良いものが出回っています。次に冬用の掛け布団を買うなら、ぜひシンサレート布団も検討してみてください。