布団の掃除の仕方のおすすめは?「ズボラ派」と「マジメ派」に分けて説明します
布団の掃除の目的は3種類に分かれる
布団の掃除の目的は、「ダニを予防する」「ダニを退治する」「ダニを排除する」の3種類に分かれると言えるでしょう。布団の掃除を考えるときに、ダニのことを意識するとカビ予防や汚れを落とすことにもつながるからです。
一般的な使い方をしている布団であれば、ほぼ間違いなくダニは発生していると考えてよいでしょう。それでも身体を刺されたり健康被害を起こしたりしていないのは、身体を刺さない「チリダニ(ヒョウヒダニ)」しかいないことや、ダニアレルギーを持っていないこと、そもそもダニの数が少ないことなどが挙げられます。
要するに、ダニの被害を受けていないのはたまたまで、いつでも被害を受ける可能性があると考えた方がよいでしょう。
布団をしっかり掃除して、ダニの数を減らすことで安心して眠れるわけですね。ただ、布団の掃除には手間がかかることがほとんど。忙しい人にとっては、面倒に感じるかもしれません。
そこで、今回は「最低限ダニ予防+αくらいはやってほしい」という「ズボラ編」と、「理想的にはこれくらいやってほしい」という「マジメ編」に分けて布団の掃除方法をご説明します。
布団のお手入れ(ズボラ編)
ズボラな人、忙しい人は、せめてダニ予防だけでもやっておきましょう。そして、敷き布団含めて寝具一式を2種類用意し、半年に一回は布団をクリーニングに出すといいですね。お金で解決するパターンです。
ダニ予防としては、毎日敷き布団を上げるだけでOKです。布団の下側に人体から放出された湿気がこもってしまうので、それを放出させます。できれば、部屋の中も換気してください。
また、すのこベッドに換えると布団を上げなくても水分が布団下部にたまりにくくなるので、こちらを購入するのもお勧めできます。
ダニは湿気が大好き、乾燥が大嫌いな生き物なので、なるべく屋内に湿気がこもらないようにするといいですよ。
また、できれば週一回から月一回のペースで掃除機を敷き布団にかけたり、半年に一回はクリーニングに出したりできると、なおよいです。
これだけでも、かなり布団の汚れやダニの繁殖は予防できます。布団掃除の手間を可能な限り減らしたければ、まず「水分を放出する」という一点だけでも意識しましょう。
布団のお手入れ(マジメ編)
マジメにお手入れすることができる人、小さな子どもを持つ人は「ダニを予防する」「ダニを退治する」「ダニを排除する」の3種類すべてを定期的にやっていきましょう。
まず、ダニ予防のためには「ズボラ編」と同じく毎日布団を上げ、内部の水分を飛ばすようにしましょう。晴れていれば、外に干せるとベストですね。
次にダニ退治ですが、いろいろ方法がある中でおすすめなのは布団乾燥機を使用することです。一定時間利用すればダニが死滅する70度程度の温風を布団全体に送り続けられるので、効果的にダニ退治できます。
こちらを一週間から二週間に一回使用すると、生きたダニの数をかなり抑えることができます。これは定期的にやるとさらに効果的なので、毎月実行日(15日と末日、など)を決めるとよいでしょう。
ダニを退治した後は、アレルギーや呼吸器疾患などの原因ともなるダニの死がい・フンを取り除きます。掃除機をゆっくりと(布団全体で3~5分)かけ、ていねいに吸い込んでください。
以上の3種類を習慣づけられれば、ダニで辛い思いをするリスクをかなり減らせますよ。ぜひ明日から取り入れてみてください。