布団のカビはエタノールで対処可能?ただし重曹も併用しましょう
カビが生えたら重曹+エタノール
布団に生えたカビは、重曹とエタノールを使って対処するのがベストです。重曹で汚れを浮き上がらせて洗い、エタノールでカビを除菌します。
方法はかんたん。晴れた日に、重曹水+エタノール+乾燥の3ステップを実施するだけです。
重曹大さじ1杯を水300ミリリットル程度に溶かして重曹水を作成し、100円ショップで買えるスプレーボトルに詰めて「重曹水スプレー」を用意します。次に、市販の消毒用エタノールをスプレーボトルに詰めて「エタノールスプレー」を用意します。
重曹水スプレーを布団のカビに吹きかけ、1~2分置いてから使用済み歯ブラシでこすって汚れを落とし、ティッシュでたたくように拭き取ります。
次に、エタノールスプレーを同じ箇所に吹きかけ、2~3分置いて除菌します。その後、ティッシュでたたくように拭き取ります。
あとは、布団を干して乾燥させるだけ。しっかり乾燥させないと、再びカビが生えやすくなりますので注意してくださいね。
あまりにひどいカビは落としきれない?
重曹+エタノールでカビを落とす方法のメリットは、人体にやさしいことです。ただし、落としきれないカビも多いことは理解しておきましょう。
正直なところ、カビを落とす力だけで考えると、カビキラーやハイターのような漂白剤の方が上です。ただし、これらの漂白剤は強力であるがゆえに人体に害があります(風呂場で使うときは換気に気をつけないと危険です)。直接肌に触れ、吸い込む可能性のある布団に使うべきではありません。それに、変色のリスクも高いです。
それに対して重曹やエタノールは人体に害が少ないので、これらを使用した布団で寝ても問題ありません。
その代わり、漂白力や殺菌力はカビキラーやハイターに劣るため、ひどいカビや布団内部のカビは落としきれない可能性が高いですね。その場合は、クリーニングに出すか買い換えるか検討することをおすすめします。
カビは生えてから落とすのではなく予防する
結局、カビが生えてから対処するのはとても大変で、手間もかかるということです。カビ予防の方がはるかにかんたんです。
毎日起床後に布団をたたんで、内部に溜まった水分が外に逃げられるようにしましょう。これだけでも、カビの生えやすさはかなり変わってきます。
また、天気のよい休日など布団を干すことを心がけてください。水分を完全に飛ばすことができるので、最もよいカビ対策になりますよ。