布団を敷いていると危険度倍増!畳のカビの予防・除去方法とは?
畳のカビに要注意!寝ている間も湿気がたまる
一軒家ばかりでなく、多くのマンションにも設置されている畳部屋。フローリングより傷がつきにくく、夏の暑さや冬の寒さが和らぐ効果もあります。
畳は心地良くて便利な一方で、注意したいのがカビ。
表面に水分の残るフローリングとは異なり、水蒸気や水分を奥に吸収するため、掃除を怠ったり湿度の高い状態が続いたりすると、あっという間にカビが発生してしまいます。
カビが発生すると、肺に吸い込んで健康被害につながることもあります。
参考:知らないと怖いカビの知識
今回の記事では、畳のカビを予防・除去するための方法をご紹介します。
畳のカビを予防するための対策その1(昼間)
昼間(起きている間)にできるカビ予防の対策をご紹介します。
まず、日々のお掃除でカビの温床となるほこりやカビをこまめに取り除くことが重要です。
できれば、数ヶ月に一度は家具の裏側など、隠れたところもきれいに掃除するようにしましょう。
ゴミやほこりを取り除くとともに、除湿することも重要です。
特に梅雨の時期や夏など、湿度の高い季節には換気を行って室内の湿気を外に放出するよう心がけてください。
雨の日だと窓を開けても湿気が室内に入ってきてしまうので、エアコンの除湿機能や除湿器を利用して湿度を下げるようにしましょう。
また、室内で洗濯物を干すのは最低限にしてください。
畳のカビを予防するための対策その2(夜間)
寝ている間も、身体から蒸発した汗の湿気が畳に吸収されます。
特に、布団の下側にスペースを作ることで畳が水分を吸収しないよう心がけることができます。
もっとも手軽なのが、すのこベッドを利用することです。
すのこベッドで下側にスペースを作ることが可能となります。
畳にカビがついてしまったら?
どれだけ対策しても、畳にカビが生える可能性はあります。
例えば、湿度の高い時期に水を畳の上にこぼしてしまうと、水を拭ききれずに畳の中に吸い込まれ、カビの温床となってしまいます。
本来、カビは目に見えないほど小さい生物です。
目に見える状態でカビが発生している場合は、大量のカビが集積している状態ですので、早急に除去する必要があります。
カビを除去するのに有効なのは、エタノールや酢であると言われています。
ポイントは、どちらも除菌効果があること、人体に影響が少ないことの2点です。
成分的にエタノールにも酢にも除菌効果があるため、カビを効果的に取り除くことが可能です。
エタノールや薄めた酢をカビの生えた箇所にスプレーし、スポンジや歯ブラシなどでやさしくこすりつけます。カビが取れるはずですので、掃除機で吸い取りましょう。
水拭き・カビキラーは注意!
水拭きだと、水分が畳に吸い込まれてしまうためあまり有効ではありません。
エタノールや酢のように水を使用しない掃除方法が無難です。
カビキラーのような市販の洗浄剤でも取れるのですが、フローリングとは異なりカビキラー成分が畳に長く残ります。
子どもがいる場合はなめてしまう可能性もあるので、口に入れても害のない成分を利用する方が安全でしょう。