ダニアレルギーの方必見!布団選びでダニ対策
布団選びからダニ対策を始めよう
アレルギーの原因物質「アレルゲン」にはさまざまなものがありますが、中でもよく知られるのはダニアレルギーでしょう。
ダニによって、アレルギー性の炎症反応が鼻(鼻炎)、目(結膜炎)、皮膚(皮膚炎)、気管(気管支ぜんそく)など表れ、苦しい思いをすることになります。
ダニ対策の方法にもいくつかありますが、よくあるのは「掃除」です。掃除機をこまめにかけ、部屋の換気に気を配るなど、屋内のダニを減らすための方法がいくつかあります。
しかし、実は布団選びがダニ対策においてとても重要であることはあまり知られていません。
ダニは、寝ている夜間に活発に活動する習性を持っています。また、寝ている時間はダニのいる布団と肌をずっと接していますよね。これによって、寝ている間にダニアレルギーの症状が出ることがあるわけです。
こうした点を踏まえると、できるだけダニの発生しにくい布団や、ダニを取り除きやすい布団を選ぶことがとても重要であることが分かります。今回は、布団の素材面から見たダニ対策をご紹介します。
動物性素材(羽毛・羊毛布団)はダニが集まりやすい
動物性素材である羽毛布団や羊毛布団ですが、臭いにひかれてダニが寄って来やすいと言われています。
羽毛も羊毛も、大変暖かく優れた布団の素材ではあるのですが、ことダニ対策という1点においては不安が残ります。
ただし、羽毛が高密度な生地で包まれていてダニが中に入りにくい羽毛布団であれば、ダニ対策になると言えます。こまめに布団カバーを掃除することでもダニ対策が可能です。
植物性素材(綿)はダニがつきにくい!
植物性素材である綿の布団も昔から好まれてきた布団素材です。
動物性素材よりも、綿のような植物性素材の方が、ダニを引きつけにくいという性質を持っています。したがって、ダニ対策のためには動物性素材である羽毛や羊毛よりは、植物性素材である綿布団の方が適していると考えられます。
ただし、綿の布団に絶対にダニが発生しないわけではありません。こまめにお手入れをし、中に湿気がこもることを防ぐことで、ダニの繁殖を抑えることができるでしょう。
化学繊維(ポリエステルなど)がダニ対策にはベスト
結論から言うと、ダニ対策には化学繊維の布団が最も適しています。中に湿気がこもりにくく、ダニの好む環境になりづらいことがその理由です。
また、化学繊維なら洗濯しても縮みにくいので、ダニ退治のために丸洗いしやすいのもメリットです。ダニのエサとなる髪の毛やフケ、皮脂などを取り除くことができれば、結果としてダニ対策になるでしょう。
抗菌機能のある素材もある
さらに付け加えると、大手素材メーカーが開発した抗菌機能のある素材の布団もおすすめです。こちらは少々値が張りますが、ダニアレルギーを抑えることを考えれば安い買い物かもしれません。
ダニアレルギー対策を本気で考えるのであれば、抗菌機能つきの化学繊維布団を検討してみてはいかがでしょうか。