すのこベッドでカビが生えてきた場合の対策と、カビを発生させないための予防法
すのこベッドでもカビに注意すべき理由
一般的な布団やベッドに比べて、すのこベッドはカビが生えづらいベッドです。
しかし、そんなすのこベッドでもカビが生えてしまうことがあります。
木材の内部にまでカビが入り込むと、いくら表面をこすってもカビを取り切ることはできなくなります。
この記事ではすのこベッドにカビが生えてきてしまった場合の対策と、カビを発生させないための予防法について解説します。
カビ対策その1:カビが生えたときの掃除方法
「カビの発生度合によっては取り切ることができない」ということを前提としたうえで、すのこベッドの表面のカビだけでも掃除する方法をお伝えします。
逆性石けんや漂白剤を利用します。
説明書きに記載されている量だけこれらの洗剤を薄めて、雑巾や布にしみこませて拭き掃除します。
殺菌のために、すのこベッドを風通しのよい日陰で数時間から半日程度陰干しします。日向に置くと割れてしまうリスクがあるので、日の当たらない場所に干すことをおすすめします。
残念ながら内部のカビが残る可能性が高いので、時間が経つと再びカビが増殖してくると思われます。
定期的に上記の掃除を実施することが必要です。
カビ対策その2:カビを発生させないための予防方法
カビの完全な掃除が難しいことを踏まえると、やはり発生したカビを掃除する方法を考えるより、カビを予防する方法を理解することが先決です。
カビの予防方法とは、要するにカビの要因となる湿気を部屋(屋内)全体やすのこベッド付近から飛ばすこととなります。
部屋の中から湿気を放出するためには、必ず毎日(できれば朝晩)窓を開けて空気の入れ換えを行います。
真夏や真冬で窓を開けるのが憚られる場合は、除湿器を併用して湿度の調整を図りましょう。
また、すのこベッド付近の湿気のためには、適宜すのこベッドやその上に敷かれたマットレス・布団を干す作業を行うことが重要です。
前述の通りすのこベッドは陰干し、マットレスや布団は材質に合わせて日陰や日向に干します。
忘れがちですが、湿気は夏ばかりでなく冬にもこもりやすいものです。
冬は保温のために身体を掛け布団・敷き布団で密閉しますので、身体から発せられた湿気は放出されず(冬にもかかわらず)カビの原因になってしまいます。
要するに、カビ対策という点を考慮すると季節を問わず「万年床」は避けるべきです。
どうしても干すのが億劫な場合は、布団やマットレスの下に除湿シート・除湿マットを惹くのもよいでしょう。