フローリングに布団は最悪の組み合わせ!カビだらけになる前にできる2つの対策

布団をフローリングに直に敷いて寝ると…?

布団をフローリングに直接敷いて寝る生活を続けると、そのうち布団の底(フローリングと直に触れている部分)にカビが生えてしまう可能性が高いです。
布団にカビが生えてしまった場合は、布団を買い替えれば済みますが、最悪なのはフローリングにカビが生えてしまった場合です。
フローリングにカビが生えると、完全に除去するのはまず不可能です。
床を張り替えるか、カビが生えた箇所の上にカーペットを敷いてごまかすしかありません。
賃貸の場合は、現状回復に相当な費用がかかることを覚悟する必要があります。
実は冬こそカビが生えやすい
カビが生えやすいのは、何も汗をたくさんかく夏ばかりではありません。
掛け布団を何枚も重ね、暖気が外に逃げないように密閉されている冬こそ危険なのです。
冬の窓は、冷たい外気と暖かい部屋の温度差で、結露が生じます。
それと同じ原理で、冷たい床と外に逃げられない暖かい布団の湿気が、フローリングと敷き布団の間に溜まってびちょびちょになります。
この状態が寝ている間中続くわけです。
おまけに、起きた後布団を上げずに敷きっぱなしにしていれば、あっという間にカビが最も好む環境のできあがりです。
上記のページでも解説しているとおり、カビにとって最高の環境とは「湿度60%以上、温度25℃前後」というもの。
まさに、寝ている人間が自然と作り出す環境に他ならないのです。
しかも、敷き布団は簡単には洗濯できませんよね。
洗いづらいのであれば、湿気がこもらないような環境を作ることがベストです。
すのこベッドや吸湿マットレスで劇的改善
湿気がこもらない環境作りのためにも、直接フローリングに布団を敷くのは絶対に避けるべきです。
布団を毎日干すのが一番のカビ対策なのですが、忙しい毎日で実行することが難しい人も多いはず。
そこで、忙しい人がなるべくリーズナブルかつ手軽にできる対策としては、「すのこベッドを使う」と「布団の下に除湿マットレスを敷く」の2つがおすすめです。
対策1. すのこベッドを使う

通気性抜群のすのこベッドを布団の下に敷くことで、フローリングが受け止めていた水分をすのこ下の隙間から逃がしてくれます。
頻繁に布団を干すことが難しい方でも、手間をかけずにフローリングのカビ対策を行うことができます。
もちろん、布団をまったく干さなくてよくなるわけではありません。時間のある時に定期的に干すことは忘れないようにしてくださいね。
「すのこベッドの選び方がわからない」という方は、以下のページを参照してください。
フローリングで使うカビが生えにくいすのこベッドについては、下記のページでご紹介しています。
対策2. 除湿マットレスを布団の下に敷く
除湿マットレスは、布団の下に敷くだけで湿気を強力に吸収してくれる優れものです。
単体でフローリングに敷いても身体が痛くならないように設計されていますし、すのこベッドと組み合わせれば「鬼に金棒」でさらに強力な防カビ性能を発揮します。

湿気が溜まってきたら付属の除湿シートだけを干すだけなので狭いスペースでも簡単に干すことができます。
布団の下にマットレスを敷くことで、寝心地も良くなり一石二鳥です。
フローリングに直接布団を敷くのは早めに止めて、ぜひ正しい湿気対策でカビを予防しましょう。