布団のダニはこうして防ごう!ダニ対策で健康&快適な睡眠を
布団に発生するダニ
屋内に発生するダニには、さまざまなダニがいます。
最も多く見られるのが、人のフケやアカなどをえさとしてほぼ一年中発生するヒョウヒダニ(チリダニ)です。
ヒョウヒダニは人を刺すことはありませんが、そのフンや死骸がアレルギー性疾患の原因になることがあります。
また、他のダニをえさに繁殖するのが、人を刺すツメダニです。
寝ているときに布団の奥の方から這い出てきて人を刺し、体液を吸います。
刺されたところは蚊より長い期間赤く腫れてしまい、かゆみも長く続きます。
最も怖いのは、ネズミに寄生して感染症を媒介するイエダニでしょう。
夜寝ている間に人の身体を刺して吸血し、皮膚炎の要因ともなります。
症状はさまざまですが、放置して問題のないダニはいません。
特にアレルギーが心配ですから、日頃からダニをこまめに取り除く対策が必須なのです。
通常の対策ではダニは死滅しない?
生活している限り、ダニを全く発生させないというのはかなり困難。
つまり、発生したダニをこまめに取り除く必要が出てきます。
しかし、「ダニを取り除く」というのがなかなか大変です。
すぐ思いつくのは掃除機で吸い込む方法ですが、フンや死骸を吸い込むことはできてもダニ自体は繊維に絡みついて吸い込めません。
また、天日干しにしてもダニは死滅しません。
ダニが死滅するのは50~60度と言われており、天日干しにしてもそれほどの高温にはならないからです。
したがって、対策としては「50~60度の高温にさらしてダニを死滅させる」→「掃除機で死骸を吸い込む」というのがオーソドックスな方法となります。
ダニを死滅させるための2つの方法
最も簡単なのが、布団乾燥機を購入して使用する方法です。
布団乾燥機には、ただ布団を乾燥させるだけではなく、ダニを死滅させる機能も存在します。
60分や90分など、説明書で指定された時間だけ布団乾燥機を当てることでダニ対策になると考えられます。
布団乾燥機は布団の両面に当てるようにし、使用後は掃除機を両面にかけるようにしましょう。
また、布団乾燥機を購入するのがもったいないと感じる人は、スチームアイロンを地道にかけていくことでダニ対策を行う手もあります。
スチームが100度近くあるため、これを当てればダニは死滅します。
時間がかかりますが、より安価にダニ対策をとることができます。