布団の寿命を延ばす方法とは?こまめなお手入れで2倍長持ちも!
掛け布団・敷き布団の寿命はどれくらい?
掛け布団や敷き布団の寿命は、一年のうち使用している日数や本人の体質(汗っかきなど)、収納環境、お手入れ状況などによって大きく異なります。
ただし、一般的にはだいたい以下の通りです。
- ・掛け布団:10~20年ほど
- ・敷き布団:5~15年ほど
毎日10時間近く身体を支え、汗を吸い続ける敷き布団の方が、掛け布団よりも傷みが早い傾向にあります。掛け布団は気温によって一年で何回か変更する(ブランケット、毛布、羽毛布団など)ため、比較的寿命は長いでしょう。
掛け布団も敷き布団も、厚みがなくなってぺちゃんこになってきたら替え時です。
寿命を延ばすために気をつけるポイントは?
布団はお手入れや環境、素材などによって10年は持ちが違ってきます。やはり、布団は少しでも長く使いたいもの。寿命を延ばすためのポイントをいくつかご紹介します。
体質や住んでいるところの気温・湿度は自分で変えられませんから、考えるべきは以下の3点になります。
- ・素材
- ・寝室や収納場所の環境
- ・お手入れ
それぞれご説明します。
素材選びで寿命を延ばす
素材については、敷き布団では中がつぶれにくい形状のものを、掛け布団では丸洗いしやすいものをそれぞれ選ぶとよいでしょう。
つぶれにくいということを考えますと、凸凹の中芯を入れて体重負荷が分散されるような敷き布団(マットレス)がおすすめになります。一箇所に重みが集中しないので、一部分だけへこむことが起きづらいです。
また、丸洗いしやすい掛け布団であれば、自宅で簡単にお手入れができます。どうしても汗や湿気で掛け布団が傷むことは避けられませんから、洗いやすい方がお得ですよ。
寝室や押し入れの環境を考える
次にポイントなのは、布団を使用する寝室や押し入れの環境です。
湿気を吸収するとへたってしまい、弾力性や保温性が失われてしまいます。したがって、梅雨や夏の季節でも除湿器を使用し、湿度60%程度まで下げられればベストです。
除湿器を持っていない場合でも、天日干しや布団乾燥機などを駆使して、定期的に中の湿気を放出するようにしましょう。弾力性や厚みが戻り、布団が長持ちします。
布団の寿命を延ばすお手入れ方法は?
自宅で簡単にできるものだと、以下のような方法が考えられます。
- ・週に一度はカバー、シーツ、枕カバーを洗濯
- ・布団をこまめに干す
毛布はともかくとして、布団を自宅で丸洗いすることは難しいので、とにかく汚れや湿気が布団に残らないようにするのが、これらの方法です。
布団をこまめに干すことが難しければ、少なくとも毎日敷き布団・掛け布団を上げて、こもった湿気が放出されるよう心がけてください。万年床に比べれば、これでもだいぶ寿命が変わってきます。
さらに、できれば1~3年に1回は布団丸洗いをしたいところです。クリーニング店にお願いすれば、素材によって適切な洗い方をしてくれますよ。